脳出血・半身麻痺でも回復は人それぞれ

目安時間 5分
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病院に入院してみると 同じ病気で入院してる方たちがいます。

同じ病名がついていても 症状は人それぞれ。

回復度合いも年齢や症状の状況によっていろんな方がみえます。

 

発症直後は回復のめどは立たないかもしれません

手術の前の執刀医の話は、一番最悪なところの話からされますので

状況によっては

  • 命が危ない
  • 元の身体に戻ることは難しい
  • 後遺症が残る

ことを告げられます。こちらも初めてのこと。

返事をするのが精一杯で受け入れるしかありません。

 

手術も成功し、命は取りとめた時

執刀医の先生は、最悪の状況も伝えないといけないのだということがわかりました。

 

始めはわからないから心配しますがあまり心配しないで

回復状態だけを見ていると なかなか改善されていかないようにみえます。

右半身麻痺も全廃となれば全く動きません。

 

それでも日々変化していて

こちらは家のこと・仕事・病院通いと

あっという間に時が過ぎていきます。

 

 

患者自身もがんばりますが、支える家族も同じです。

ここでがんばり過ぎて 介護する人が倒れては大変です。

それぞれが息つけることができるといいです。

 

 

入院生活を終えて自宅に戻ってからがほんとにリハビリです

入院中は スタッフの方たちがいてくれて絶えず様子を見てくれていますが

自宅に戻ったらそういう訳にもいかなくなります。

 

ベットから降りてトイレに行く時も、右足に装具を付けて歩かないと

不安定で歩けません。本人がトイレに行きたいと思った時に

装具を付けてトイレまで行くのに待てなくて失敗することも多々ありました。

 

 

それで、本人から「尿瓶を買ってほしい」ことを身振りで伝えられた時は

私自身すごく抵抗が出ました。なぜなら尿瓶の処理の仕事が増えるから。

 

退院してからのほうが、家族の負担が大きくなります。

今までと生活がガラッと変わってしまうわけですから

手伝ってもらえる人がいるのは心強いですね。

 

 

病院での環境から自宅に戻って 今までと使い勝手が変わってしまって

不便なことも出てきますが 少しずつ慣れていくしかないですし

慣れていきますから大丈夫ですよ。

 

 

自宅に戻って一番大変だったのが入浴でした。

身体の大きい夫は とても一人では支えきれないですし

本人の体調と家族の時間があわないととてもできるものではありませんでした。

 

 

最初に活用したのが 入浴がついてるデイサービスを探しました。

家から比較的近くてお昼と入浴が受けられる施設だったので

見学の後 お世話になることにしました。

 

 

数か月通ったところで 半身麻痺になってから

習得したお風呂の入り方を 夫が自宅のお風呂でも試してみたいと言いました。

 

お風呂の形やサイズによって 入ることができる人と自宅のお風呂に入れない方も

いると聞きます。大きく改修が必要だったりしますから。

 

そして自宅のお風呂で実験が始まりました。

とはいっても介助なしには入れませんから 家族の練習でもあります。

 

でも 少しずつでもできるようになるんです。

本人はもちろん介助する人も楽になってきますから

お互いにうれしいです。

 

 

夫が真剣に取り組んだのには もう一つ訳があって

やはりデイサービスを利用する方の年齢が高いことが理由でした。

 

 

比較的若く病に倒れたので 利用者の中でも若い世代になるわけです。

 

それでなくても気が塞ぎがちになりやすい時ですから

やはり環境が大切ですね。

 

 

自宅のお風呂は改修せず バスボードと滑り止めシートの購入で

入れるようになりました。

 

自宅のお風呂もだんだん慣れてくると補助具を使わなくても

入れるようになるから 人間の回復力はすごいなと思います。

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